南蛮吹き・絞り

粗銅に含まれる銀を抽出する南蛮吹き(絞り)は、同じく鉛を使った金と銀の分離技術である金銀吹き分けのルーツというかバリエーションに相当したりするのかなあ???と漠然と考えていたので、簡単に調べてみた。(「よみがえる銅」(大阪歴史博物館))
技術的なことは置いておいて、技術開発なり導入年代が慶長年間(1596〜1615)というのは、金山開発で言えば佐渡相川の開発や焼金法の導入とほぼ同時期?! もっと古くからあるものだと思っていたけど、意外と新しいのね。同じく鉛を使って金銀と銅を分離する灰吹き法の導入が1533年の石見銀山だけど、これは作業のスケールが上記2法とは大分異なるだろうし、鉛を酸化し尽くしてしまうからなんとなく方向性が違う感じが・・・

こちらももう少し読み込んで勉強してみよう・・・
http://www.geocities.jp/e_kamasai/zakki.html