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来年3月に閉校する市立多度志中の生徒たちが20日、かつて市内鷹泊地区で盛んだった砂金掘りを体験し、郷土を支えた産業に触れた。真剣な表情で砂金を探す生徒の中には、祖父が採取経験者という男の子も。生まれ育った地元の歴史をたどりながら、学校の仲間や地域住民と楽しい思い出を作った。
深川市史によると、雨竜川の砂金・砂白金採取は、明治30年代半ばから本格化し、大正時代に最盛期を迎えた。太平洋戦争中は軍事での需要が増えたが、昭和20年の終戦とともに衰退した。
砂金掘り体験は、深川商工会議所が郷土の歴史を後世に伝えようと初めて実施。高齢化する採取経験者が持つ技術の伝承に加え、今夏で終了した同地区の「湖水まつり」に代わる観光イベントとして開いた。
同中の1〜3年生11人は雨竜川支流の大ヌップ川に集合。商工会議所の廣上和好専務から「万年筆や飛行機のプロペラの部品に使われていました」と説明を聞いた後、スタッフ、地元住民と一緒に川の中へ入った。
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