水銀未使用の回収率は?

フィリピンの浜砂金産地で・・・
https://mainichi.jp/articles/20171005/ddm/012/030/051000c

 浅く大きな木製の皿に、金の混じった砂と水銀を入れ、手でこねる。水を加えて揺らし、砂やごみを捨てる作業を繰り返すと、真ん中にキラキラ光る水銀と金の合金が見えてきた。「これをあぶると、純度の高い金ができるんだ」。レイナン・ブロソさん(15)が指さす。
 浜辺に金混じりの黒色の砂が広がる。フィリピン・カマリネスノルテ州パラカリエ。スペインに植民地化された16世紀より前から金の産地として知られるこの地で今、水銀を使った零細小規模金採掘(ASGM)が貧しい子どもたちに広まっている。
「学校に行っていないから何もしないと退屈なんだ」。レイナンさんがこぼす。小学校を卒業したが、お金がなくて進学できず、10歳から続けるこの仕事が日課だ。有毒な水銀を素手で触り、合金をあぶる際には蒸気も吸い込むが、「体に悪いなんて初めて聞いた」と驚く。

水銀を使うのは一つは砂などを極力除去して砂金を買い叩かれる要素を減らすことと、もう一つは砂金の回収率を上げることだろう。
この回収率は水銀を使う場合と使わない場合でどのくらい異なるものなのだろう?