傾斜量図の通り

また荘川の柴金遺構を歩いてきた。

目的の一つは柴金遺構で金属探知機をかけて、年代特定に至る遺物を発見すること。カッチャなり金梃子なりでも放棄されたものがあれば反応するだろうと・・・

しかし、やはり柴金遺構は、言ってしまえば水を流しただけの跡なので遺構の一部に金属探知機を使ってみても何も反応は出なかった。何かあったとしても確率的に厳しいよねえ。

もう一つの目的は傾斜量図で見える溝などが現地の地形と一致するか?

こちらは期待通り、大きな水路状構造や土砂を流し去ったことでできる遺構外周部の斜面は傾斜量図と一致しているように思われた。この先解像度の高いデータが公開されるようになれば傾斜量図から柴金遺構は見つけ出すことができるようになるだろう。

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遺構の表面に瀬戸物の欠片でも落ちていないかと落ち葉をひっくり返す調査隊員たち(実際は、たまたま川に砂金掘りに来ていた人達・・・拉致はしていません!)。 そうそう、この部分は遺構の最上部なんだけど、くぼみになっていた。もしかしたら溜池になっていたのかもしれない。ウソタンの砂金掘り遺構では見たことがある。