法専坊空善

六厩の岡田家もそうだが、鎌倉時代に北陸から飛騨(または奥美濃)に入り金山師・坊主をしていた大原地区の前田家。時代背景がもう少し詳しく掴めないかと清見村誌を読み直していると・・・

天台宗から浄土真宗への転向のきっかけが、どうやら文明年間(1469-1487)に蓮如の側近法専坊空善の教化を受けてのことらしい。空善とはどんな人か?無名の僧かと思ったらそうではなく

空善 - WikiArc

 生没年未詳。晩年播磨はりま(現在の兵庫県西南部)法専坊に住す。蓮如上人の門弟。ついで実如じつにょ上人しょうにんに仕えた。蓮如上人の平生の言行を伝えた『空善聞書』を著す。

 当時はこういう僧が、飛騨を歩いて教化して廻ったんだろうなあ。前田家が金山師だから寄進を期待して熱心に教化した・・・なんてことはあっただろうか?