下刻の速度は?

川での砂金掘りなら考えない下刻(かこく)の速度。柴金だと河岸段丘の高さを見て「ここを水が流れていたのはいつ頃なのか?」と考えることがある。

特に大井川流域の柴金遺構はダム湖の水面からの比高でも200mに達する場所もあるわけで・・・

南アルプス主稜線の第四紀の隆起速度は概ね100万年で4000m(年間4mm)、一方侵食は2000mだそうで、仮に柴金の存在するあたりも同じような速度で隆起・侵食すると比高が200mに達するのに10万年ということに・・・