http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20111202
以前書かれた記事は削除されてしまったようですが・・・
あれから5ヵ月後
http://blogs.yahoo.co.jp/rekisi1961/archive/2012/05/02
国道113号線脇の荒谷トンネルの上にある標高446.4mの通称・金山と呼ぶ山がある。「せきかわ歴史と道の館」でこの山の南側の谷間を流れる猪ノ沢から採集されたという石臼を観察する機会があった。この沢に視点を変え昨年から踏査するチャンスを窺っていましたが、初冬の降雪で行くこと叶わず、今年になってようやく行くチャンスができたので行ってみる事にしました。
単独だったのでクマにでも遭わないか心配しましたが、沢の中でニホンカモシカに遭遇。一瞬「ドキッ」としましたが、ついでに沢に入りキョロキョロ辺りを見渡したら石垣やテラス、抗口を発見。ようやく、念願の沼金山跡?に到着。その場所は、道が無く猪ノ沢右岸で背後に急峻な金山の斜面が迫っていて狭いV字状の谷間にあった。急な斜面を削平して大小の桟敷状のテラスを3段普請している。
最下段は川床面に近く狭いが中断は広く平坦である。この平坦面にタヌキ堀の縦穴が2箇所確認できた。抗口の一つは方形の抗口で角櫟で側壁を補強している。深さ1m位の所で土砂で埋没しその先の詳細は不明。もう片方の穴は側壁の補強は確認できず結構深いがこれも土砂で埋没していた。両方の抗口は2人位入ると一杯になる直径で狭い。
最上段のテラスは中段テラスの東端にある。ここは狭く、尾根の末端を削平していて角櫟を組み合わせて1m×1m前後小さい方形の石組が確認できた。それぞれのテラスの法面は角櫟を積み上げた石垣で一部川で侵食され崩落した場所がある。
改めて調査され沼金山跡を見つけられたようです。