天正地震で消えた金山

帰雲城を消滅させた山崩れで有名な天正地震 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%AD%A3%E5%9C%B0%E9%9C%87
同時に金山も消滅させたようで・・・
明宝村史 通史編上巻p.485

<昔、家数六、七〇軒もあった水(沢)上村は、天正のころ一瞬にして滅亡して、西池・東池の二つの大池になってしまった。そのわけは、飛騨白川の帰り雲の者どもが、白山へ猪狩りに登り、別山に祀ってあった銀の正観音像を盗み出し、水沢上へ持ち込んで、鞴にかけて鎔かそうとたくらんだ。ところが仏像はなかなか鎔けず、そのうちにあたりがまっ暗になったと思うと、雷が鳴り出し、暴風、豪雨の大荒れとなり、そのまま荒れ狂うこと七日七晩、終に天正十三年(一五八六)一一月二九日、帰り雲の山が二つに割れ、その半分が空を飛ぶことを三里、水沢上村の水下に落下して流れを堰きとめ、たちまち人家、畜獣に至るまで滅没し、ただ一面の大池と化した。帰り雲の滅尽と同時であった>

通史編下巻によると、この場所には金山があったとされる。金山の設備である鞴で盗んだ銀製の仏像を融かそうとしたってことだろうな。
仏像関係の話の真偽はともかくとして、山崩れなどは実際にあったのだろうなあ・・・
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html?lat=35.938618&lon=137.04626&z=16&did=std

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