少し前から競技用のゆり板の形状について考えている。実際に製作するのはいろいろと大変だが、案としてはこんな形・・・(赤線は等深線)
長手方向の湾曲化は私のアイデアではなく北海道のN岡名人のゆり板を見てのもの。最初の揺すりで開口部から砂金が逃げるのをある程度防げるだろう。
短手方向の曲面は長手軸に対して非対称とする。これは手前から汲み入れた水を前方に送って砂を流すときに、多少なりとも手前側の砂層の厚みがあった方が砂金の隠蔽効果が高くなるのではないか?と期待するためだ。
もっともこれは、桟の厚みや形状を工夫することで同様の効果が得られるかもしれない(以前は「桟で砂金を止めるわけではないから桟は不要だ」と思っている時期があったが、今は「桟は砂金を隠蔽する砂の厚みを作り出すもの」と考えている。さらに言えば、手前側の桟には汲み入れる水流を制御する役割も付与できるかもしれない。)。
とにかくパンニングの作業は砂金が沈んでいる“底”をいかに露出させないかが大事・・・だと思う。