今まで柴金を
1.河岸段丘型
2.風化残留型
に分類してきたが、
3.坑道採掘型(東北、身延町大炊平/かねんば、大井川流域の金穴)
を追加するかどうか考えている。
鉱床学的には1と同様なのだけど、坑道採掘型は
・採掘位置が1より深く、柴(芝)下の金と言えるのか?
・1より地層の固結が進んでいるので、搗き臼のような粉成の道具が必要だったのではないか?
など単純に地表面付近をねこ流しすれば金が得られるわけでは無いことに加えて、
・そもそも中近世の鉱山師はどう認識していたのか?
という問題もある。まあ、これは鉱脈露頭を見つけるのと、河川・河岸段丘付近で含金礫層を見つけるという意味では砂金掘り師的鉱山技術に近そうなので、やはり柴金の範疇かとは思うのだけど・・・
河岸段丘型の派生型という扱いが良いのかなあ?