「六厩村金山糶流所図面」には「ミノ谷」対岸の山に「ミダハゲ」と記入されていて『続日本鉱山史の研究』「近世、飛騨の金山について」でも金山の位置と関係付けて記述されている。
ハゲは崩落崖地の意味だそうで・・・金鉱床を゛見出した”ハゲだろうか?(別名のあみだはげ/あみたびら だと???になるが)
絵図が明治初頭のものなので江戸時代には名前のあった地形だろう。では現在は?
一昨年、千軒平の南側テラス群に上った際にも崩落地形は確認できて
夏場はともかく現在でも確認できる地形(写真中央の茶色部分)だ。
昔はもっとはっきり見えていたようで、国土地理院1974-1978の航空写真を見ると・・・
赤点の部分から崩落が始まっていることが確認できる。
更に、CS立体図の地形と重ねると・・・
どこも坑口の直下から土砂が流出、つまりズリが谷の斜面を埋めていることが想像できる。