「郷土史誌 かわら」第29集

一昨年末訪れた九州の金辺川や呼野の砂金の源に関して記述がありそうなので購入してみた「郷土史誌 かわら」第29集 p.22〜29 “香春の地質と鉱物(?)香春町周辺の金属鉱床”
有名なスカルン鉱床のある場所(でも、行ったことがない)なので、“スカルン起源の金なのだろう”と、思っていた。まあ、実際にそうらしいのだが、含金石英脈などもあるのだそうで。金を産した鉱山を挙げると、

  • 初音鉱山(田川変成岩の黒色片岩・石英片岩の互層中の鉱脈で、方鉛鉱・閃亜鉛鉱・黄鉄鉱・黄銅鉱と共に多少の金を含有していた)
  • 喜久・妙見鉱山(古生層中の含金石英脈)
  • 牛斬金山・福久地鉱山(香春花崗閃緑岩の中の石英脈には黄鉄鉱を主とする硫化鉱物を伴うものがある。この黄鉄鉱中に金を含む。石英脈の走向には北西−南東〜北北西−南南東のものと北東−南西のものがあり、両者の交叉部では金の含有率が高くなる傾向がある。石英脈がスカルンを切る所にも金の濃集部が存在した。牛斬金山では北一〇〜四〇度西走向・西三〇度傾斜の2本の含金石英脈が採掘された。)

ん?金を採掘したところで言えばほぼ鉱脈型だけ?

大きな地図で見る