第2回MM金山遺跡調査

昨年に続いて2回目のMM金山遺跡調査

昨年とは異なる場所で柴金採掘遺構を発見。本流、右岸側、現在の河床から10mくらい高い位置。石で組まれた水路。

昨年も「怪しいな」とは思ったけど通り過ぎていた場所だ。


左岸側で見つけたカマド跡。

砂金掘りとは関係ないかもしれない。しかし、すぐ近くに柴金採掘の遺構もあった。 左岸側は現河床から高度差が少ない平坦地が多く、増水の影響で遺構が流出・埋没しているのかもしれない。 右岸側の遺構ほどはっきりしていないようだ。


金鉱があったとされる沢で砂金掘りもしてみた。


砂金はあるが非常に白っぽい。ここまで銀分の多そうな砂金は初めて見るかも? 保管に注意しないと黒変しそうだ。 細粒のものが多く、隣接する砂金で有名な河川の砂金とそっくり。

この柴金採掘遺構、流域に沿った平坦地(河岸段丘部)をくまなく掘ったもののように思われる。幅はせいぜい数十mと狭いものの、長さは断続的ではあるがkm単位で続いていた可能性があり、日本でも有数の規模なんじゃあないかなあ?