吉次伝承

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 その昔山屋部落では砂金がよく取れ、採金業が盛んに行われていた。平泉藤原氏の時代に砂金採掘の為に京より来住した「孫六」なる人が好んで田楽、田舞などを踊り、土地の豪族菅原氏を介して里人を踊らせたものが、土地での変遷を経て現在に伝わったものであるといわれている。また、山屋田植踊に古くから遺され伝わっている由来書の中には「山屋乙峠石に八枚金山と称する抗区があり、これの支配人として伏見在の孫六と申す人あり、これが非常に芸事に優れた人で祭日や休日などに演じたるに、この賑やかな踊りに、土地の豪族菅原氏大いに讃同し、里人に勧めその伝承を受けさせ、自らも演じた」とある。

 たぶんこういった孫六のような人たちが「金売り吉次」の伝承になっていった・・・のだろうと思っているのだけど、これだと逆に個人名が残っちゃったんだな。