『飛騨 三木一族』(谷口研語)
三木氏の鉱山開発・支配という話は聞いたことは無いが、支配領域から考えると松谷金山のある馬瀬川流域(馬瀬郷(満世郷))から金を得ていた可能性はある。戦国末期、金森の飛騨*1侵入に際して地元の武士である鷲見、小池、二村らは三木勢として金森勢の侵入を防ぐべく戦っている。名前は出てこないものの松谷金山で採金していた前田氏も金森侵入後しばらく美濃に隠遁していたことを考えると三木勢として戦ったのだろう。
そんな三木氏に関する話は無いかと図書館で見つけたのが表記の本。残念ながら鉱山の話は無さそうだが、内ヶ島と比較しながら読んでゆくといろいろと面白そうである。
*1:当時の馬瀬郷は美濃だが