『北海道開拓記念館調査報告 第14号』に収録されている「北海道の上川地方にみられる砂金掘りの一形態」(矢野牧夫)が砂金掘りにおける“切流し”の説明で一番詳しいものだろう。
樋流しの手法が取り入れられているので少なくともその部分に関しては飛騨地方の柴金採掘と手法が異なるかもしれない。水路にねこざを敷いて砂金を回収したのだろう。そうなると水路の作り方なども変化してくる可能性はあるが、いずれにしても参考にはなるだろう。
しかしこの報告書1977年の発行。この頃までは和寒では常時ではなくとも砂金掘りをしていた人がいたんだなあ。来年は和寒で切流しの跡を探してみるのも楽しいかもしれない。