http://d.hatena.ne.jp/garimpo/20140204
西日本のゆり分け道具はデータが少ないので、鉱山絵図から拾ってみようという試み・・・
で、探してきた石見銀山絵巻。2種類見つけてしまって、微妙な差異がある・・・ほぼ同じ絵なのでどちらか古い方の絵を参考に新しい絵が描かれているのだろうが、元資料にはそこまでの情報は書かれていなかった。
先ずはゆり分け工程(赤の四角で囲った部分に“鏈粗砕ゆりもの致ス図”と書いてある・・・らしい)の全体
この赤丸で囲った同じ人物がそれぞれ
うーん、上は円形のゆり鉢だが、下は角が取れた四角で中央がくぼんだ形状に見える。http://www.geocities.jp/omorigold/A8_1.htm#10 これに近い。
他の人物が使っている道具はどれも円形なので基本的には石見銀山では円形のゆり鉢が使われたと言ってよいのだろうが、それぞれの絵図のどちらがどの時代に書かれたのか、とか、どこまで現実に忠実に描かれているのかとか悩ましい絵だ。この点は石見に問い合わせるしかなさそうだな。
もう一つ、四角いゆり分け道具は分類するなら2種類、現在北海道の河川でよく使用される長方形のタイプと、正方形(まれに長方形?)で中央部がくぼんだタイプに分けて考える必要がありそうだ。あたりまえか〜